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【IT初心者向け】「クラウド」をざっくり理解するための記事

テクノロジー

クラウドってよくわかんないけど、なんか使った方がいいやつですよね。

そうですねぇ。。
まあアプリを使う側としては特に意識することは無いですよ(笑)

この記事はこんな人向け
  • クラウドって聞いたことあるけどよくわからない人
  • どこからでもアクセス出来るんでしょ?程度の理解の人
  • クラウドとサーバーの区別がついてない人
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まずはクラウドについてざっくり説明

クラウドとは何なのか、ざっくり言うとこんな感じです。

  • 要はサーバー
  • サーバーの集合体
  • 開発者への恩恵が大きい

要はサーバー

クラウドの中身は何かと言うと、サーバーなんです。
つまり、クラウドってコンピューターだよねってことになります。

「サーバーって何?」という人は、以下の記事でサーバーについてざっくり解説していますので、読んでみてください。

サーバーの集合体

クラウドはサーバーと言っても、全く同じという訳ではなく、サーバーよりも高度なものとなっています。

具体的には、サーバーが何百台、何千台と繋がっていて1つのクラウドとなっています。
そのサーバーの中で、仮想的なサーバーを立ち上げることができます。

何がすごいのかと言うと、従来の方法ではサーバーを増やすことがハイコストでしたが、クラウドを利用することで、簡単にしかも早くサーバーを増減させることが可能になったのです!

従来の方法(オンプレミス)
  1. サーバーとなる機械を購入
  2. 物理的に他のサーバーと繋げる
  3. システム設定
クラウド
  1. WEBからサーバーを増やす設定を実施(数分で完了)
  2. システム設定

開発者(エンジニア)への恩恵が大きい

クラウドにするメリットはこれが一番大きいと言っても過言ではないと思います。

前述の通り、クラウドにするとサーバーの増減コストが大きく下がります。
サーバーの機械を買ってきてLANケーブルを繋いだりといった作業が無くなるため、物理的な作業をするインフラエンジニアが必要なくなります。

また、サーバーの負荷が軽い時期などはサーバー台数を削減し、反対に負荷が上る時期はサーバーを増強するなど、フレキシブルな対応ができることもクラウドを使うメリットとして挙げられるでしょう。

クラウドサービスを提供している企業

実際にクラウドサービスをやっている企業はいくつかありますが、一般的に有名なのは以下の3つでしょう。

  • Amazon の AWS
  • Microsoft の Azure
  • Google の GCP

クラウドにすると嬉しい効用

なんとなくクラウドにすると良さそうなイメージがありましたが、開発者にしか恩恵がないのかと言うと、サービスを利用する人(一般人)にも恩恵は多少なりともあります。

クラウドにするメリットはざっくりこんな感じです。

  • 高負荷や攻撃に強い
  • コストが低くなることもしばしば
  • 個人でサービスを作るハードルが低い

高負荷や攻撃に強い

クラウドの実態は、どこかにデータセンターがあって、たくさんのサーバーが連結されて稼働しています。
データセンターは主要な国の地域に配置されることが多く、1つのセンターが停止しても他のセンターが動いていれば問題無いようになっています。(この「センター」は「リージョン」と呼ばれてます)

このため何処かのリージョンを攻撃しても、他のリージョンでバックアップなどを取ってあり、セキュリティ性が高い作りとなっているんです。

また先述の通り、高負荷にも強い仕組みとなっていて、急激なアクセス増などにも対応できるようにシステム側で自動的にサーバーを増やす設定が成されており、サービスが停止しないように工夫されています。
(このおかげか、サーバーが落ちるということは最近聞かなくなったように思います)

コストが低くなることもしばしば

クラウドを利用しているシステム(サービス)は、その利用料が安くなる可能性もあります。
というか既に安い金額で利用している場合がほとんどですが、まあ一般人にとっては嬉しいことですよね。

従来的なシステムでは、自社でサーバーを用意してサービスの拡大に応じてサーバーを購入していくスタイルの、いわゆるオンプレミスの形が多かったのです。

しかしこれでは、増やしたサーバー台数とは比例せずにサービスの利用者や課金者が思ったように増えないとコストばかりが嵩みます。
コストが高くなるということは、その分がサービス利用料として消費者の払う金額に反映されてきますから、まったく嬉しいことではありません。

クラウド上でサービスを展開することで、サーバー台数やスペックなど、コストをフレキシブルにコントロールできるようになったため、企業側としても工夫次第で利益を最大化できるようになったのです。

この結果、サービス利用料は肥大することなく、適正な価格帯に収まっているものがほとんどです。
(高いと利用されず、企業も存続できなくなりますからね…)

個人でサービスを作るハードルが低い

エンジニア向けの話になりますが、クラウドでサーバーが簡単に構築できるので、個人単位でもサービスを開発して公開することも容易です。

もちろん、サーバーの利用料はかかるので無料という訳にはいきませんが、それでも自分でサーバーを購入して家で24時間365日動かしておくよりも安いと思います。

個人でサービスを公開する場合は、クラウドサービスを利用する以外もいくつか選択肢はあるので、カスタマイズ性重視の人は向いているかもしれません。

また、開発の勉強としてもクラウドの利用は有意義だと思います。
現状ではインフラ面で最先端なのがクラウドのため、これを勉強しておけば大体どこにいっても通用しますし、クラウド未導入の企業では有意に立てると予想できます。

クラウドの中でも無料範囲で出来ることも多いので、気になった人は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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